
Interview
電気評価技術者 Mさん 入社4年目
※掲載記事の内容は、取材当時のものです。
Q. 現在の仕事、役割について教えてください
電力系統で事故や異常が発生した際に、送電線や変圧器などの電気設備を保護する装置の試験を行っています。
工場から製品が出荷される前に試験設備と接続し、正常に動作するかを確認します。
例えば、事故や異常が発生すると大電流(事故電流)が流れ、設備の火災や爆発につながり、家庭の電化製品は一斉に故障するなどの可能性があります。
それを防ぐために、試験では事故を模擬した電流、電圧を入力し、異常を瞬時に検知して、故障している区間の「遮断器」へすぐに信号を送る応動の確認を行ったりしています。
試験完了後は試験データを成績書にまとめてお客様へ提出します。
そのほか、出荷前の最終チェック(外観など)やお客様に実際の動作を確認していただく立会試験なども行っています。
また、年に数回、現地へ出張して改修や受け入れ試験などを行うこともあります。
Q. 新人だったころから、現在に至るまで自分のキャリア、役割をどう広げていったのか教えてください
<1~2年目>
入社したころは、専門用語や業界用語が分からず、業務の説明を受けることも大変でした。分からないことは主担当の方や周りの人に確認しながら、一つひとつ知識や経験を身につけていきました。
業務についても、主担当の方に教えてもらいながら補佐役として試験業務を経験し、少しずつ仕事に慣れていきました。
<3年目>
試験内容を理解できるようになり、一人で進められる仕事を任せてもらいながら、主担当になれるように更に理解を深めていきました。
<4年~現在>
現在は、主担当として、立会対応まで任せてもらえるようになりました。
Q. どんなところにやりがいを感じますか?
まずは、新しいシステムに触れる機会があるところです。現在使っている装置ユニットが最新機種なので、できることが増えていくことに面白さを感じています。
また、試験方法や試験回路などを自分で試行錯誤して進められるところです。
実際試験をしないと見つけられない箇所もあるので、不具合箇所を洗い出して、品質を高めていけるところにやりがいを感じています。
Q. 自分の仕事が、人や社会にどう役立っていると思いますか?
電気設備を保護する装置のため、社会インフラを支える大切な仕事の一つだと思っています。
雷などで一瞬停電するがすぐに復旧するのは保護装置が正常に動作しているからです。
今では、当たり前に点いている電気ですが、雷や台風などで一瞬電気の供給を止めてしまいますが、その後に自動復旧が動作し、何事もなかったかのように町の明かりが戻り、普段の生活が守られているのを見ると、自分の仕事が役に立っていると実感できます。
Q. 仕事をする上で大切にしている、あなたの“こだわり”はなんですか?
試験要領書や試験結果など、本当にそれは正しいのか考えるようにしています。
管理値に入っているから問題なしで終わらせるのではなく、前提としてその管理値は正しいのかなど出来る限り確認できるところはチェックするようにしています。
ただし、細部にこだわりすぎて仕事が進まなくならないよう、優先順位を考えながら取り組むことも意識しています。
Q. これからの目標について教えてください
立会から出荷までに見つかる問題点をできる限りなくしたいです。
立会時にお客様からの指摘や出荷時のチェックで問題が見つかることがありますが、基本的に立会いから出荷までの期間は短いため、対応が重なると大変になります。
そのため、お客様からの仕様変更などを除き、立会までに問題点をできるだけ解消し、スムーズに出荷できるように努めたいと思っています。
Message 応募を考えている方へ
専門知識が無くても、経験を積んでいくことで着実に出来ることを増やしていける仕事です。電気の知識があると理解が早いと思いますが、オームの法則など基本的な知識があれば仕事をしながら覚えていくことができます。最初は覚えることが多いですが、試験内容は標準書で定められているため、基本的なものは変わりません。何度もやっていく内に自然と覚えていくので安心してください。
試験では高電圧や電流を扱うため、危険のある試験もあります。
事故が無いようにKY活動といった注意喚起を実施しており、安全第一の考えで作業しています。はじめに何が危険なのかは試験を通してしっかり説明をするので、そこは安心してください。
試験業務といっても、試験する以外にも書類作成や試験環境作り、お客様の対応など、さまざまな仕事があります。大変なこともありますが、その分、社会インフラを支えているという実感を持てる、やりがいのある仕事だと思います。